「場がととのえるもの、未病の暮らし」-辛島正英

場と言えばいろんな場があります。
住んでいる家や職場、お寺や神社、近くの山や川などの自然といった、広く自分が身を置く所を指すと思います。
場というのは不思議なもので、意識や感情も変化します。
場によって昔の出来事や記憶が甦り、気分が良くなったり感傷に浸ったり、時にはトラウマのような心境が呼び起こされることもあるでしょう。
そして、場が人の心を癒すこともあります。
人によってはお墓が癒しの場になったりします。
今回は普段の居住空間に限って言えば、この場は題名にあるように「ととのえる」ことが自らの意志のいかんによって割と可能な場と言えます。
近代は忙しいせいか、なかなか居住空間を整えたりする余裕がない人も多いでしょう。
特に居住空間は毎日身を置く場所です。
場所がととのえば心も変わります。
心が変わればいろんなモノが違って見えてくるでしょう。
心がシンプルになれば余裕が出来、自己の執着にも気付けたりするものです。
逆に、ととのってない状態ですと、どこか心の中で「掃除しなきゃ」「結局今日もできなかった」と言った内なる声がずっと脳内に語りかけてくるものです。
そうなれば頭の中が、未消化のいろんなものを抱えて、物事を見る目や、自己を見つめる余裕が削がれてしまいます。
題名に「未病の暮らし」とは言いましたが、身体の病というよりは心の健康のことを指しております。
情報過多で心がいっぱいになりがちな時代だからこそ、意識的に場をととのえる事を日々の習慣に取り入れたいものです。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。