「丁寧に大切につなぐ」-森川奈央

2024/11/13

暮らしフルネスを体験させていただいて約1ヶ月が経ちました。

古民家で過ごした3日間は本当にあっという間でした。

もっともっとゆっくり長く古民家の暮らしを味わいたかった!

元々、東京生まれではありますが、長期休みには田舎の祖父母の家で過ごしたり、大人になって地方に住み、東京の友人より自然に近い暮らしに馴染みがあるのかもしれません。

しかし普段、生活に追われて意識しなかったこと、今回の体験で改めて教えてくださった、そんな思いです。

昔ながらの暮らしを、実際に味わうことが難しくなっている昨今、この体験が貴重なものであると思います。

私が子どもの頃、過ごした祖父母の家は今は代が変わり、急な階段や土間や段差の多い家はなくなり、バリアフリーの快適できれいな家が建っています。

そこで暮らす人達に古い暮らしを守れとは言えません。

彼らが便利な生活を求めるのは当たり前ですし、そこに住んでいない第三者が何か言うのもおかしい話です。

しかし、実際に昔の暮らしを味わう場所が減ってきているのは事実です。

私達の子どもや孫へ、伝統や文化的な暮らしを伝えるには、暮らしフルネスのような場所が必要なのだと思いました。

先人達の徳を使わせていただく、私たちの徳を子ども達へつないつないでいく。

子ども達へ何が残せるのか、これからも考えながら生活していきたいと思います。

野見山さんのお話、多く聞かせていただきましたが、1か月経った今でも多くの教えが心に残っています。

なかでも、モノとの関係性を深めること。

モノにも思いがあります。

大切に扱わなかったらモノは拗ねます。

壊れたから捨てる。それは当たり前のことでしたが、捨てる前に修理できないか、違う使い方はできないか、改めて考えるようになりました。

そうするとモノが喜んでいるようにさえ思えます。

今あるモノに感謝をし、日々の暮らしを丁寧に大切につないでいきたいと思います。

そして、それは人も同じです。

今回、暮らしフルネスを体験させていただくきっかけになった大切な友人。

昔のように頻繁に会うことができるわけではありませんが、会えばあの頃に戻れる友人たち。

これは一生モノです。

この友人達も丁寧に大切につないでいきたいと思います。