第6回 仙人苦楽部(クラブ)のお知らせです。
今回のテーマは「暮らしそのものが禅~心静かに日々の作務を感謝と共にととのえる~」です。
私たちは、日常のなかでオンオフを使い分けたり、その時の感情や気分で心の状態を手放して生活をています。静かに感謝のままに心が満たされた状態の一日と、時間に追われ忙しくジェットコースターに乗っているような状態では同じ一日でも過ごし方も味わい方も変わってしまいます。心が穏やかであれば観える景色も、忙しくなると途端に見えなくなってしまいます。日々の心がけというのは、日常の暮らしにとても大きな影響を与えていくように思います。
私は「暮らしフルネス」という足るを知り徳を磨き、結を甦生するという心魂の純度を高める暮らしの実践に取り組んでいますが、その取り組みの中で尊敬する禪僧に出会いました。それが今回の常住坐臥仙人の星覚(せいがく)さんです。本来の禅語では行住坐臥といいますが、敢えて常住という言葉を使うのは星覚さんが坐禪しているときも、していないときも四六時中坐禪の境地で日常を暮らしておられるからです。
もちろん星覚さんと何度か坐禪をしたことがありますが、一緒に座るだけで心地よく心穏やかになります。また共に一日を過ごしていると、優しいまなざしと素直な姿勢、感謝を忘れない気遣いなどまるでその坐禪のときの心地よさがずっと続いていきます。星覚さんと一緒に過ごした日は、暮らしが充実し仕合せとはとても些細な作務の中にあることに気づかされます。
生き方というのは、常に日々の暮らし方にあると私は信じていますが道元禅師の志すものを素直に学び続け、暮らしを実践しておられる星覚さんに坐禅的な生き方を教わっております。その坐禅的な生き方の中に、仙人の知恵がありそれを皆さんと一緒に学びあいたいと思っています。
今回は、いつものように短い時間で講義や体験をするような内容ではなく一緒に暮らしをするなかで同体験をするというものになっています。
ちょうど、英彦山の守静坊と同じ谷にある氏神さまで弁天様の祀られた宗像神社があります。この場所は県指定の天然記念樹の菩提樹があり巨石と共にエネルギーが満ちている尊い場所です。現在、この参道は長い間の放置や土砂などで崩れておりそれをととのえて皆さんが喜んでお参りできるような美しい参道として甦生します。今回は、この参道のお手入れをし甦生しようとする徳積活動のなかで坐禅的な生き方やその仕合せを味わいながらの仙人苦楽部を実施したいと思っております。
新緑で非常に清々しい風が、英彦山の山から吹いてきます。仙人苦楽部の初の試み一期一会の皆様と一緒に仙人の佇まいの残る秘境で楽しく豊かな時間を過ごせるのを楽しみにしています。
■開催内容
◆日時:2023年5月12日(金)、13日(土)両日ともに10時より夕方まで
◆場所:英彦山の「守静坊」になります。(福岡県添田町英彦山731)
※駐車場は、銅の鳥居横の無料駐車場をご利用ください。
◆参加人数:10名
◆喫茶時間:休憩時に座禅や精進料理などもはさみます。
◆参加費:徳積循環経済を動かすために、活動のお布施、喜捨をいただきます。事前に、お申込をしていただき、徳積帳から登録をお願いします。おひとりさま、5,000円よりトークンに転換できます。ご協力をお願いします。
◆お申込みは、5月11日(木)までに下記メールへお知らせください。
info@tokutsumi.or.jp
当日は、野見山広明による英彦山の歴史や文化、宿坊での暮らしなどの話や対談なども行います。
◆持参するもの
スコップ、クワ、軍手、チェーンソー ※持っている方はご持参ください。
■プロフィール
星覚(せいがく)

鳥取県出身。慶應義塾大学在学中に禅の修行に興味を持ち出家、曹洞宗大本山永平寺で雲水(禅の修行僧)生活を始める。以後、中国、アメリカ、ポーランド、ドイツなど多くの海外道場に参禅。坐禅指導を中心に、禅の暮らしを世界に伝えている。
座右の銘
潜行密用は愚の如く魯の如し
本当に大切なことは密かに人目にふれず行いをし続ける。それは愚かなことと思われることもある。今やるべきことをひたむきに行い、目立ちもせずに一途に専念して継続する。
著書
「身心が美しくなる 禅の作法 」
「お坊さんにまなぶ、こころが調う食の作法」
『禅の言うとおりにやってみよう』(大和書房)
『坐ればわかる』(文春新書)他多数
■参道の甦生とお手入れの喜捨をよろしくお願いします。
当日、行う弁天様(英彦山宗像神社)参道の現在の状況です。
落石や土砂でだいぶ崩れています。もう随分、手つかずでした。地域の人にお聴きする伝承では、この場所はむかしから大変なパワースポットだそうです。
甦生予定の参道の様子



これらの石を片づけ、土をならし伐採した木を使って階段をつくります。
仕上げにロープもはります。
※弁天様(英彦山宗像神社)には、県指定の天然記念物の菩提樹があります。
英彦山の菩提樹 | かんながらの道 (caguya.com)
木は語る | かんながらの道 (caguya.com)


※早めに終わりましたら、近くにある烏尾観音堂のお掃除にもご参加ください。また守静坊の井戸の井戸さらいもご協力お願いします。

