英彦山守静坊のサクラ祭り ~2025年~

2025/02/28

英彦山にある現存する最古の宿坊「守静坊」では毎年この桜の開花時季に檀家さんが集まりご先祖様のご供養をする年中行事があります。それが英彦山守静坊のサクラ祭りです。一般的には、お盆の時季に集まるのが通例ですが守静坊ではこの時季に集まる理由があります。それは、樹齢220年以上になる凛とした大きな一本桜、祇園しだれ桜が開花するからだと、前坊主の長野覚氏よりお聞きしています。

もともと祇園というと、京都で有名な円山公園のシンボル「祇園しだれ桜」があります。京都の祇園枝垂れ桜はちょうど樹齢220年で枯死してしまい今は2代目だそうですが守静坊の祇園しだれ桜は奇跡的に今でもその当時のいのちを繋いで満開の花を咲かせます。正式名称は一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)といい、純白で少しだけ桃色も入る可愛い花をつけ、まるで鳳凰が羽を広げたような仙境に咲く一本桜として多くの人たちを魅了してきました。

古来より山には、「サ」の神様というものがいてそれを山の神として大切に信仰されてきました。その古語の「サ」が派生してサオトメや、サツキ、ササゲルなどという言葉になったという説もあります。「サクラ」というものは、春になると山から降りてきて田の神や稲霊になると信じられていました。そしてこのサに対して「クラ」は、坐するという意味で場を意味します。まさにこの時季の守静坊は英彦山全体の「サの神様」(山の神様)が集まっている場として最も澄み切ったチカラに満ち溢れています。

昨年も、禅僧星覚さまに来坊いただき読経とご先祖様のご供養を丁寧に参列者の方々の苗字をいただきご祈祷しました。天国にいる人たちは今も一緒に私たちの心に生き続けて共に暮らしています。一年に一度、ご先祖様も一緒にお花見をしてお互いの思い出に花を咲かせる大切な行事です。花を手向け、焼香をし、手を合わせて拝み合い一期一会の感謝の循環を深く味わうことができます。それに守静坊での昨年のご報告と、今年の行事や計画もお話させていただきます。

また祖霊供養のサクラ祭りでは、ご縁で結ばれたたくさんの演者たちが奉納演奏をしていただけます。自然が調和する世界を即興ピアノで奏でる今井てつ氏と、同じく即興で絵を描くライブペインティングの野村佳代氏が昨年に引き続き画と音楽を和合した作品を場と一緒一体になって創作します。

夕陽とサクラを眺めながら御先祖さまたちに祈る音供養として花田愛美氏が篠笛を奉納します。まるで仙人のいる極楽浄土のような風景を味わえると思います。また祇園の枝垂れ桜といえば夜桜で有名ですが、今年はその夜桜も見ていただきたくライトアップして双子のギタリスト、野見山祐輔氏、野見山晃輔氏による倍音ライブを開催します。

その他、宿坊にて英彦山秘伝の不老不死の妙薬、不老園を象った守静坊イモータリ・ティー(不老茶)や、懐かしいお菓子などもご用意してますので、詳しくは当日現地にてお問合せください。

皆様と一緒に、山の神様とお花見ができるのを心から楽しみにしています。

◆開催日:2025年3月29日(土)
【当日の流れ】
13時00分~ 受付
14時00分~ ご挨拶(坊主 野見山広明氏)
14時15分~ 祖霊とサクラ神へ法螺貝奉納(開田めい氏)
14時30分~ 先祖供養式(禅僧 星覚氏)
15時00分~ 即興演奏(今井てつ氏)・即興画(野村佳代氏)
16時15分~ 休憩

宿坊見学と各種伝統体験
17時00分〜 即興篠笛奉納(花田愛美氏)
17時45分~ 太陽への祈り 法螺貝奉納(野見山広明氏)

英彦山の神々へご祈祷 桜のライトアップ
18時15分~ 倍音演奏(野見山祐輔氏・野見山晃輔氏)
19時30分  閉演

◆場所:守静坊 〒824-0721 福岡県田川郡添田町英彦山731
守静坊についてはこちらから

◆駐車場:守静坊に駐車場はございませんので、銅の鳥居駐車場などお近くの駐車場をご利用下さい。
https://tozanguchi-p.com/hikosan_kanenotorii/

◆参加費:当日の不老園のお茶やお菓子、先祖供養に使う一輪挿しやお香、しだれ桜の保護における費用としておひとりさま【100トーコン(10,000円)】をいただきます。(手間暇かけてつくった「守静坊伝来の護符」と、私たちの田んぼで育った「むかしのお米(2合)」のお土産付き)
※高校生以下は参加費無料

事前にお申込の上、「徳積帳」からご登録をお願いします。
徳積帳 https://tokutsumicho.org/ (「徳積帳」内の徳積メニュー:「【徳積學】喜捨」)

※「徳積帳」の使い方はこちらから(初めての方、やり方が分からない方は、当日現地でも対応させて頂きます。)

また、上記実費分と別に、私たちが目指す徳積循環経済に共感いただいた方は、今後の活動の見守りを含めよろしければお布施、ご喜捨ください。

◆申し込み:2025年3月27日(木)までに、下記公式LINEかメールにてお願いします。
友だち追加
メール:info@tokutsumi.or.jp
※上記より申し込みが難しい場合は、お電話(0948-52-3221)にてお知らせください。

◆今井てつ氏の紹介

英彦山にも長く関わっておられ毎年、裏英彦山で即興演奏を開催しています。ご縁は一昨年の巨樹の会でお会いしてからです。周囲からは光のピアニストと呼ばれますが自然の情景、美しい音律で心を深く癒されいつまでもその音が記憶にのこります。
今井てつ氏のプロフィールはこちらから

◆野村佳代氏の紹介

ご縁は昨年の2月、スタッフの友人として飯塚の「BA(場の道場)」に来られてからです。絵によって人生を拓いてきた豊かな感性や独自の表現で即興であるがままの絵で言霊を紡ぎます。信じる素晴らしさや感動を表現します。
昨年の様子はこちらから
野村佳代氏のプロフィールはこちらから

◆花田愛美氏の紹介

九歳でフルートに出逢い その音色に心惹かれる。 (個人レッスンを受け始める) 十二歳でオーケストラ(宗像フィルハーモニー管弦楽団)入団 福岡第一高校(音楽科)入学 (個人レッスン、オーケストラ一時休止) 卒業後、再びオーケストラ、個人レッスン再開 ギター奏者と出会い慰問等の活動を始める中で、思うところあって 主に神社等の境内や神前に於いて感じるままを即興でフルートの旋律にのせ奉納演奏を含め作曲も始める。演奏する中で自分自身が本当に癒されて行くのを実感し、ご縁のある人々にも癒しを感じて頂ければとの思いを強く抱き、手探りでは あるが活動を続け今日に至る。

◆野見山祐輔氏、野見山晃輔氏の紹介

暮らしの中の音楽として、いつも通りのリズム、自然のリズムで心豊かな場を創造します。幼いときから培われてきた双子の奏でる倍音は、聴く人たちに調和をもたらします。瑞々しい感性で、サクラとのコラボレーションでどのような倍音が産まれるのか楽しみです。

守静坊のしだれ桜の物語はこちらから

第11回 仙人苦楽部(クラブ)のお知らせ

2025/02/13

第11回 仙人苦楽部(クラブ)のお知らせです。

※仙人苦楽部とは
https://www.tokutsumi.or.jp/sennin-club/

今回のテーマは「伝統食仙人、自然と調和し生き延びる暮らしの智慧」です。

私がはじめて伝統食仙人の長野路代さんにお会いしたのは2年前のことです。古民家甦生などを通じて少しは伝統文化に対する知識も増えて実践してきたものを周囲にお伝えしていました。しかし長野さんの語る智慧は、あまりにも深く大きく、伝統文化の智慧の偉大さに感銘を受けるばかりで言葉が何もでませんでした。もともと伝統文化とは何か、これは私たちの先祖が想像もつかないような悠久の時間をかけて受け継がれてきた文化のことです。そして伝統食とは何か、それは私たちが今まで大変な災害や困難、滅亡の危機にあった時でも生き延びることができた智慧の結集のことです。

日本の伝統食が和食ということを知っている人は結構いても、本物の伝統食を「伝承」している方を知っている人はほとんどいません。この伝統食仙人は、その先人の智慧を生き、受け継ぎ伝える真の伝承者の方です。

智慧は知識とは異なり、伝承者から直接手ほどきをうけて場によって伝承していくものです。確かに現代は便利な世の中で本を購入したり、動画を見たり、アーカイブを遺したりをして誰でもある程度は真似できます。しかしそれは伝承ではありません。真の伝承とは、「永い時間をかけて受け継いできた人からそれを自分が受け継ぐ道の中に入ること」です。

伝統食仙人の長野さんがこの度、仙人苦楽部で私たちが近未来に起こるであろうあらゆる人災をはじめ世界的な災害を生き抜くための智慧を伝承してくださいます。今回は私のライフワークである伝統在来種の高菜を使い、具体的に保存食の智慧を伝承してくださいます。すでに何度も長野さんに私はご指導いただいていますが、お漬物は干し方一つ、漬け方一つ、そしてもみ方一つでまったく別の味、カタチになってしまいます。

先人からまったく変わらない、むかしながらのむかしのまんまの調理や加工はそこに確かな暮らしの智慧や生き方が入ります。

今年で御年95歳になられますが、明るく暢気で元氣で聡明な仙人そのものです。今回は、英彦山の守静坊ではなく、私たちの暮らしフルネス道場の一つ、飯塚にある「和樂(わら)」という江戸時代から続く藁ぶきの古民家を甦生した場で集まります。

また今回は、伝統一期一会の伝承場で、少しでも先人の智慧を子孫へと繋ぎたいと思われる方に参加していただければと思います。会場の都合で20名限定参加になりますので、どうぞお早めにお申し込みください。

食の伝承で在来種の高菜漬けを行いますが、お昼は囲炉裏や土間で郷里の伝統食のランチも含みます。長野さんの仙人の智慧や生き方をみんなで拝聴して生き方の薫りを学び、一期一会の機会を活かしていきましょう。

■開催内容
◆日時:2025年3月16日(日)9時半から受付、10時開始14時頃終了予定です。
※12時から伝統食を一緒につくり、あるいは場を調えて伝承会食を行います。
◆場所:飯塚の古民家「和樂(わら)」(福岡県飯塚市綱分163)
※駐車場は、すぐ近くをお借りしていますので事前にご案内します。
◆参加人数:20名限定
⇒定員に達したため、予約を締め切りました。たくさんのお申込みをいただき、ありがとうございます。
◆参加費:事前の食材含めた経費や実費でおひとりさま【60トーコン(6,000円)】をいただきます。(私たちがつくっている「むかしのお米(2合)」のお土産付き)
※高校生以下は参加費無料
「徳積帳」内の徳積メニュー:「【徳積學】喜捨」よりお願いします。
またそれ以外には、お気持ちでこれからも私たちのような徳積循環経済に共感いただいた方は今後の活動の見守りを含めお布施、喜捨をいただきます。事前にお申込の上、「徳積帳」からご登録をお願いします。
※徳積帳 https://tokutsumicho.org/
(初めての方、やり方が分からない方は、当日現地でも対応させて頂きます。)
◆申し込み:2025年3月13日(木)までに、下記公式LINEかメールにてお願いします。
友だち追加
メール:info@tokutsumi.or.jp
※上記より申し込みが難しい場合は、お電話(0948-52-3221)にてお知らせください。

◆長野路代(ながのみちよ)様のプロフィールは公式サイトより
1930年、福岡県飯塚市生まれ。農家の主婦として培った技を生かし、60歳で地域の女性たちと地元農産物を使った加工品を手づくりする「野乃実会」を結成。県農産加工品コンクールで銀賞を受賞した「ゆずドレッシング」や「甘酒こうじ入 赤とうがらし」などのヒット商品を生み出す。「食で地域おこしを」と、加工品製造や料理教室を行う傍ら、レストランのメニュー開発に携わり、食のアドバイザーとして活動している。西日本新聞に「ながのばあちゃんの食術指南」を連載中。
野々実会
https://nonomikai-uchino.jimdofree.com/
福岡ふかぼりメディアささっと
https://sasatto.jp/article/entry-5756.html

◆「和樂(わら)」の甦生動画はこちらから