第7回 仙人苦楽部(クラブ)のお知らせです。
※仙人苦楽部とは
https://www.tokutsumi.or.jp/sennin-club/
今回のテーマは「英彦山と人生の舞台に没入する仙人体験」です。
私たちは、一人一人が人生の舞台を生きています。まさに人生は一期一会で共創と即興劇によって場が誕生しています。その場をどのように感じるかは、人それぞれですが仙人たちはそれをアートの意識まで高めつつ、場を磨きその本質を掘り下げていきます。そしてそうやって誕生した場は、居心地がよくまた居場所となります。ミケーレさんは、舞台芸術作品を手掛ける中で場の境地を体得された仙人です。私自身も、場づくりを生業にしていますが今回の体験はまさに日本と世界の場をつなぐ大変ユニークな体験になろうと思います。
具体的な体験の内容は「アルベリ・マエストリ」といって参加者はリーダーについて山道を30分〜1時間かけて登りながら、ヘッドフォンやスマートホンを使用して物語を体験します。ヘッドフォンからはそのルートに合わせて作成された音楽(自然音をサンプリング、電子音楽を制作)や詩、声優による台詞などが進行に合わせて流されます。参加者は物語を聴きながら歩く行為を通して、自らの身体を使って舞台芸術を体験します。物語や音を聴きながら黙々と坂道を登るうちに徐々に呼吸や心拍のリズムが整い、瞑想的な状態になり、ゴールに着く頃には世界観が一新されているようなスピリチュアルな体験をもたらすプログラムです。


参加者がプレイヤーとなって体験するというこの手法は舞台芸術の形態としては画期的なもので、参加者の意識が自然(シアター)に溶け込んで光や水音、木々などとともに作品全体を形成することから世界では「イマーシブ・シアター(没入型シアター)」とも呼ばれもいます。また、物語は特定の場所に合わせて作られるため、コースが終わる頃にはその土地の歴史風土や自然に対する意識が刷新され、知識が体得される仕組みです。
こうした地域を深く掘り下げるアートのことを「ロケーション・スペシフィック」と呼ぶが、アルベリ・マエストリは「ロケーション・スペシフィックなイマーシブ・シアタープログラム」とも呼ばれます。
プログラムの軸となる物語は、文化人類学的なドラマツルギーをベースとして、電子音楽や音響技術の専門家、ARやVRなどのデジタル技術者、詩人や画家などのアーティスト、声優が参加して制作される。作品全体の構想、脚本制作、編集、統合を行うのが今回の舞台仙人のミケーレ・ロシ氏です。
今回は、このために守静坊に1週間ほど滞在しながらその英彦山の舞台を創りこみます。清浄な場で、一期一会の場を創造していただきます。このような舞台仙人との体験は二度とありません。平日ではありますが、ご縁に鋭敏の方はぜひお仕事を調整してでもご参加ください。
■開催内容
◆日時:2023年11月9日(木)10時よりお昼過ぎまで
当日は、野見山広明による英彦山の歴史や文化、最近の宿坊での暮らしなどの話や談話なども行います。お時間があれば終了後の軽食にもご参加ください。
◆場所:英彦山の「守静坊」になります。(福岡県添田町英彦山731)
駐車場は、銅の鳥居横の無料駐車場をご利用ください。
鳥居横の「霊泉寺」の先にある、県道500号線のカーブ毎に振られた番号「99番」の先から下りて行った所に「守静坊」があります。(鳥居から徒歩5分程度)
◆参加人数:10名
◆参加費:徳積循環経済を動かすために「徳積帳」より活動のお布施、喜捨をいただきます。
おひとりさま、5,000円よりトークンに転換できます。事前にお申込をしていただき、徳積帳から登録をお願いします。
※徳積帳 https://tokutsumicho.org/
(初めての方、やり方が分からない方は、当日現地でも対応させて頂きます。)
◆申し込み:前日2023年11月8日(水)までに下記アドレスよりお願いします。
https://peatix.com/event/3746587/view
※上記より申し込みが難しい場合は、LINEかメールでも受け付けております。
メール:info@tokutsumi.or.jp
◆服装、持参するもの
山を登れる格好でお越しください。
■プロフィール
ミケーレ・ロシ (イタリア)
1973年ミラノに生まれる。ミラノ・ボローニャ大学(歴史学)卒、トスカーナ演劇大学にて修士号を取得(心理学、演技)舞台芸術作品のディレクターとして演出・脚本・美術、詩作などを総合的に手掛ける。現代パフォーミングアーツ国際委員会イタリア代表(2011-15)、ベルガモ国際会議(2015)ロンバルディ地方演劇レジデンス連盟 (2017)総合ディレクター などとして EU 政府の文化事業に数多く携わる一方、13カ国の演劇関係者が共同制作するプロジェクト RADIUS に代表されるような国際的な枠組みを続々と立ち上げる欧州演劇界のパイオニアでもある。ロシの考案した革新的な手法である「野外体験型シアター(3)」は、環境問題への意識が高まる中、次世代のアート形態として世界の注目を集めている。2004年にロンバルディア州のキャンプシラゴ村に中世の建造物を購入し、アーティストインレジデンスの拠点として改修を進めている。







