
2023年の春、守静坊の枝垂れ桜が満開を迎える頃、私は守静坊に滞在させて頂き、枝垂れ桜の精神を音と映像に変換していました。また、仙人苦楽部で講演や演奏をさせて頂きました。

その時に作成した枝垂れ桜の映像はこちらから御覧になることができます。
守静坊の枝垂れ桜は様々な「水」の力を持つ偉大な巨樹に感じていました。特に、葉桜になってきた頃、夕日によって薄紫と薄緑と輝く枝垂れ桜の光景は、かつて経験したことのない「水」の心を自分に教えてくれていました。
また、守静坊という宿坊は名前の通り「静寂を守る力」を持っています。自分の心の動き方が普段と異なり、自ずと「静寂を守る」ような行動をより促されていました。例えば、音楽など流さずに過ごしたくなりますし、演奏する時であっても、より静かな音を奏でたくなるといった形です。
「静寂」の喜びという心は確かにあって、守静坊にいるとその心を感じやすくなります。それは穏やかな「水」の精神の心であって、人間に「深み」をもたらす心であり、真実を見定めること促す心であり、非常に重要な心です。荒れ狂う海や川とは違って、非常に流れの穏やかな川や湖のような「水」の心とも言えます。
守静坊という場所の持つ力と枝垂れ桜の持つ力が重なり合い、また、それぞれの季節の中でその力自体が変化しながら、様々な「静寂」の「水」の心をこの宿坊は教えてくれるのだろうと思っています。だからこそ、アーティストが守静坊に滞在するなら、そういった力がインスピレーションとなり、作品が生まれてくると思います。
本来、アーティストはこの世に既に存在している素晴らしい力を人々に伝える仲介者のようなものだと思います。そういう意味で考えた時、守静坊程にその仲介を素晴らしい形で支えてくれる場所は大変貴重ですし、そういったことを滞在中に体感していました。
守静坊が我々に与える「静寂の水」の力は、我々日本人が見失いがちでありながら、我々日本人にとって非常に理想的な心だと思います。そういった力を日本人が思い出していくためにも、守静坊がいい形で活用されていくことを切に願っています。
私が思う守静坊の理想についてはこちらの動画でも伝えていますので、もし御興味持って下さる方は御覧下さい。








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