
朝倉市秋月地区の伝統行事『秋月鎧揃え』の保存会員を務める大塚と申します。
『鎧揃え』とは江戸時代の秋月藩における年中行事の一つであり、寛永14年(1637年)の島原の乱に際して初代藩主「黒田長興」(黒田長政の三男)が家中に命じて正月三日に鎧揃え(軍事演習)を行ったことが起源であります。
以来江戸時代300年間にわたり連綿と続けられてきた『鎧揃え』は土佐高知の『旗揃え』、奥州相馬の『馬揃え』と並び『天下の三揃え』の一つに数えられてきました。
しかし明治維新とその後の廃藩置県で秋月藩は消滅。残された士族たちによって細々と続けられていた鎧揃えも昭和20年代には途絶えてしまいました。
そして60年余りの時が流れ、平成21年(2009年)に地元有志により『秋月鎧揃え保存会』が結成され、現代に鎧揃えが復活しました。(11月上旬開催)
私も微力ながら会の末席に名を連ねる者として、秋月武士の心を継承すべく日々精進しております。
今年(令和5年(2023年))は秋月藩成立400年の節目の年に当たり、規模も例年以上のものを想定しております。
さて、前置きが長くなりましたが、今回私の発案で『秋月以外の場所に行って心身をリフレッシュし、今後のヤマ場を乗り越えていきましょう』という事になり、鎧揃えにもご協力頂いている野見山さんの手がけた英彦山の『守静坊』(私も微力ながら甦生に協力させて頂きました。)で「夏合宿」と銘打って保存会員一同で気を整えるための体験をして参りました。
英彦山の歴史について学び、清冽な山の空気を肌で感じながらの座禅、そして無農薬有機栽培の食材を使った精進料理を頂き、各々人生のテーマや座右の銘を語り合ったのちに英彦山神宮に参拝。


全身で霊峰・英彦山の空気と自然を堪能し、保存会員一同心新たにこれからの活動へ打ち込んでいくことを誓って体験を終えました。
疲れはしたのですが、不思議と翌日に残ることなく1週間が過ぎました。
これも英彦山からの『氣』を頂いたおかげ、だと思っています。
これからも英彦山で繋いだご縁を大事にして、来年もまた守静坊へ行きたいと思います。








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