徳積堂の十五夜祭

2023/09/23

「徳積堂の十五夜祭」
~いにしえからの日本伝統の十五夜を暮らしフルネスで~

もともとお月見とは、満月を眺めて楽しむ風習で陰暦の八月十五夜、そして九月十三夜に供え物などをして祀るので知られています。親祖たちは月をとても大切な存在としてずっと大切にしていて月を眺めては心を見つめていたように思います。

平安時代は、月を眺めながらお酒を嗜んだり、歌を詠んだり、管弦楽を楽しんだりして、貴族の間で月見をし、それが江戸時代ころには、庶民に親しまれ「収穫祭」や「初穂祭」として月に感謝するようになったといいます。

この時代、私たちは月とはどのような関係を持っているでしょうか。陰暦も失われ、夜には明々とした電気で暗闇も消え、月のことを毎日気にすることもなくなりました。かつては、太陽が毎日毎朝昇り、そして沈むのを拝まない日はありませんでした。同時に月を見て同様に拝まない日もありませんでした。

この時代のお月見を新たに復古起新してみようということで、十五夜祭を開催します。

この日は、暮らしフルネスを皆さんと一緒に体験しながら野見山祐輔、野見山晃輔による音楽セッションや、炭火を存分に味わうような食事や、またゆっくりと振り返りを楽しむような人生の中に大切な一息入れる場を用意しています。

今の時代のように日々に猛烈に自転車で走らさせられるような生活のなかで自分をどれだけねぎらい大切にできていたでしょうか。本当の仕合せは、足元にあり、足るを知る中にこそあります。

一度しかない人生をよりよい仲間と豊かに過ごす日は人生の宝物になります。

私たちにとってもはじめての十五夜祭でドキドキしていますが、一緒に貴重な暮らしの時を楽しみたいと思います。

ご参加を楽しみにしています。

開催日時:2023年9月29日金曜日 (十五夜) 18時~22時位(自由)
場所:徳積堂  飯塚市有安848-17
会費:徳積帳のお布施でお願いします。(3000円からチケット制)
※徳積帳 https://tokutsumicho.org/
(初めての方、やり方が分からない方は、当日現地でも対応させて頂きます。)
飲食:持ち込みや持ち寄りもOKです。

事前申し込みは、下記アドレスよりお願いします。
https://peatix.com/event/3709290/view
※上記より申し込みが難しい場合は、Lineかメールでも受け付けております。

「忘れてはいけない思想が甦る」 -魚住昌彦

2023/09/15

飽きっぽい私にとっては珍しく、この活動に参加させて頂き、もう1年が過ぎました。
主宰である、野見山さんは私にとって同級生の姿をしたおばあちゃん。昔、祖母から教えてもらった人としてのあり方や数々の作法の記憶が甦ります。
ご教示頂く内容が深く、知識が付いていかないことも多々ありますが、活動に参加させて頂くことで、忙殺されている毎日に一息入れられる時間というか、気持ちをニュートラルにできる時間を過ごせています。
人として忘れてはいけないこと、まだ、幼い子どもを持つ親として後世に伝えていかなければならないことが、ここ徳積堂にはあります。
今後も活動を通して、自分磨きに努め、徳を積むことを誓います。

「やまとの甦生」in赤村

2023/09/06

徳積循環活動「やまとの甦生」in赤村
歌枕:「君が代」
日にち:2023年9月12日(火曜日)
お時間:10時より12時まで(午後は現地にてご相談)
場所:光明八幡宮 ( 〒824-0431 福岡県田川郡赤村赤993)
https://map.yahoo.co.jp/v2/place/So9myDmNFbQ

前回の参加者の感想
田代さま 「遺跡などのお手入れをする喜び、繋がる仕合せの体験」

※ やまとの甦生について、理由と目的。
日本人の心の風景を譲り伝わるものに「歌枕」というものがあります。これは辞書によれば「歌枕とは、古くは和歌において使われた言葉や詠まれた題材、またはそれらを集めて記した書籍のことを意味したが、現在はもっぱらそれらの中の、和歌の題材とされた日本の名所旧跡のことをさしていう。」とあります。

またサントリー美術館の「歌枕~あなたの知らない心の風景」の序文にとても分かりやすく解説されていました。それには「古来、日本人にとって形のない感動や感情を、形のあるものとして表わす手段が和歌でありました。自らの思いを移り変わる自然やさまざまな物事に託し、その心を歌に表わしていたのです。ゆえに日本人は美しい風景を詠わずにはいられませんでした。そうして繰り返し和歌に詠まれた土地には次第に特定のイメージが定着し、歌人の間で広く共有されていきました。そして、ついには実際の風景を知らなくとも、その土地のイメージを通して、自らの思いを表わすことができるまでになるのです。このように和歌によって特定のイメージが結びつけられた土地、それが今日に言う「歌枕」です。」

そして日本古来の書物の一つであるホツマツタヱによる歌枕の起源には、「土中の闇に眠る種子のようなものでそこからやがて芽が生じるように歌が出てくる」と記されています。

日本人とは何か、その情緒を理解するのに歌枕はとても重宝されるものです。「古来・古代」には、万葉人が万葉集で詠んだ歌があります。その時代の人たちがどのような心を持っていたのか、その時代の先祖たちはどのような人々だったのか。私たちの中にある大和民族の「やまと心」とはどのようなものだったのか、それはこの歌枕と共に直観していくことができます。

しかし現代のような風景も人も価値観も文化も混ざり合った時代において、その時代にタイムスリップしてもその風景がどうしても純粋に思い出すことができません。ビルや人工物、そして山も川もすべて変わってしまった現代において歌枕が詠まれた場所のイメージがどうしても甦ってこないのです。

私は古民家甦生のなかで、歌枕と風景が描かれた屏風や陶器、他にも掛け軸や扇子などを多くを観てきました。先人たちは、そこにうつる心の原風景を味わい、先人たちの心の故郷を訪ねまた同化し豊かな暮らしを永遠と共に味わってきました。現代は、身近な物のなかにはその風景はほとんど写りこみません。ほぼ物質文明のなかで物が優先された世の中では、心の風景や大和心の情緒などはあまり必要としなくなったのでしょう。

しかし、私たちは、どのようなルーツをもってどのように辿って今があるのかを見つめ直すことが時代と共に必要です。つまりこの現在地、この今がどうなっているのかを感じ、改善したり内省ができるのです。つまりその軸になっているもの、それが初心なのです。

初心を思い出すのに、初心を伝承するのにはこの初心がどこにあるのか、その初心を磨くような体験が必要だと私は感じるのです。それが日本人の心の故郷を甦生することになり、日本人の心の風景を忘れずに伝えていくことになります。そのことで真に誇りを育て、先祖から子々孫々まで真の幸福を約束されるからです。

この歌枕の取り組みは、やまと心の甦生ですがこれは決して歴史を改ざんしようとか新説を立てようとかいうものではありません。御先祖様が繋いでくださった絆への感謝と配慮であり、子孫へその思いやりや真心を譲り遺して渡していきたいという愛からの取り組みです。英彦山とのご縁から、この場所がとても日本人にとって大切な場所であることに気づき、これを磨き直そうと思ったのがこの歌枕の甦生です。

この体験もまた懐かしい未来を感じるものですが体験してみないと気づけないものです。ご縁のある皆様と楽しく有難く歌枕のお手入れをして、現場で真の歴史に触れて日本人の徳を愉快に積んでいけたらと思っています。

徳が循環する世界のための活動を本格始動します。

2023/09/01

徳積財団では、徳が循環する経済を甦生するため新しい時代の「結」に挑戦します。

世界は今、自然の循環が失われそれは環境問題だけでなく人心の荒廃、そして大勢の国家を巻き込んだ戦争が発生しそうな風潮です。

私たちの先祖は何度も似たような体験を通して、謙虚に学び、素直に反省してここまで人類を存続させてきました。その方法は、自然の仕組みである譲り合いや助け合いといった「いのちの掟」を守ってきたものです。

世界の各地では、いのちの掟を守り今も大切に守りながら暮らしている人たちもいます。

その教えや知恵の中には、人間が持つ利己的な部分と上手にバランスを保つためのものもあります。先人たちは、日々の暮らしの中で生き方を磨き、一人一人みんなで自分を治めていきました。その仕組みを現代でも体験できるようにしたのが暮らしフルネスです。

この暮らしフルネスという生き方を提唱していますがこれは暮らしを調えることで世界が調うという意味でもあります。論語、大学に「修身斉家治国平天下」があります。意訳ですが、自分自身を治め調えることで世界は平和になるということを2500年前にすでに説かれています。私が思う経世済民は一人一人の心の中にあるものを変容し徳治の世の中を実現することです。

誰かが世界を救ってくれると思うと、自分ができることは少なくなります。しかし一人一人が世界を救うために自己を変容していくことはできます。その自己変容を実現するのに「暮らしフルネス」はお役に立てると思います。みんなが体験を通して伝承していくことで、徳が草莽崛起のように発揮されていきます。

これからも徳積財団では、初心を忘れずに精進していきたいと思います。

実際にどのような体験なのかは体験者の声を随時、アップロードしていきますのでそちらをご覧いただけますと幸甚です。