暮らしフルネス

暮らしフルネス™とは

「暮らし」という言葉には上位概念と下位概念があるように思います。巷で経済活動の一環として使われている暮らしは、どちらかというと下位概念の生活全般を示すことであって上位概念の人の生き方や生きる道のことを示すわけではありません。私が提唱する暮らしフルネスは、上位概念の方でありそこには生き方や働き方といった日本人としての連綿と続いていた風土の暮らし方のことを定義するものです。

そもそも暮らしとは何かということを考えています。
便利な道具、最先端の環境、見栄えのいい雑貨、オシャレな住環境、そんなものが果たして暮らしのでしょうか。目新しいだけの生活は本当の意味で伝統的な暮らしを温故知新したものではありません。本来、もっとも古いものがもっとも新しいものであるわけで、目新らしいものはすぐに古くなるのです。殷の湯王が、「日々新た」と使う、「新しい」の意味は、自分自身を洗い清め磨き直したとき常に新しいのだといいました。これは別に目新しいことを日々にやろうとしたわけではありません。新しいままでいられるように自分自身を磨き続けようとしたのです。そのためには、今に集中して今を味わう実践が必要です。今を味わうための砥石は何か、それは太古の時代からその環境の中で文化として昇華されてきたものを砥石にすればいいのです。日本人であれば、日本文化であり、大和魂を高めることです。

現在の日本語は、大変残念なことに本物であろうが偽物であろうが同じ言葉を使います。和を和風といえば本物の和として認識するようにそれが暮らし風でも暮らしと語られます。そのうち、和風や暮らし風が本物の和や暮らだと刷り込んでいきます。例えば、伝統的な道具でいえば畳もイ草を使ってもいないものまで畳といい、プラスチックで加工した紙にまで和紙などと教える始末です。こうやって日本語が、下位概念ばかりが横行して上位概念で使われたものが失われればそのうち日本人そのものの意識の程度も下がってしまいます。それでは日本人としてのアイデンティティも醸成されていかないのです。子どもたちが自分たちのルーツや歩んできた歴史に誇りを持てなくなれば、本物の自信も育ちません。そして「フルネス」という言葉は、足るを知るということです。そして足るを知ることは、今を味わう、今を生ききるということと同義です。なぜなら今に集中しきっている人は今が充たされているからです。それがフルネスの境地なのです。伝統的な本物の暮らしを体験することで、私たちは大切な日本人の初心に気づき目覚めます。そして生き方が変わります。

「暮らしフルネス」を体験することで暮らし方が改革されていきます。私も、日々、日本文化に囲まれ、自然と共生し、時を味わい新しい日々を楽しんでいます。その生き方を皆さんとこの「場」で分かち合いたいと願い、子どもたちに譲り遺したいと祈り、暮らしフルネスに取り組んでいます。新しい生き方をする人こそ、新しい働き方をし、新しい働き方は新しい暮らし方になり、真の新しさは「本物」の伝承になります。洗練される新しさは、本物だけが持つ輝きを発揮し、日本文化を永遠に持続させていくのです。ぜひ、この徳積堂カフェでの体験で暮らしフルネスに触れてほしいと思います。



暮らしフルネスの場

聴福庵(ききふくあん)

伝統的な日本人の暮らしを受け継ぎ、日本人としてのアイデンティティを育成する場です。先人の智慧の結集した道具たちや、民族伝承の智慧を集積した暮らしを行います。時の流れが異なるこの聴福庵での暮らしは、懐かしい日本人の心を甦生します。一日過ごせば、一日の幸福感を、三日過ごせば三日の幸福感を味わえます。忙しい現代人の心を休ませ整える場として、懐かしい暮らしを実現しています。

聴福庵での暮らしフルネス

  • 竈ご飯
  • 鰹節
  • 磨く
  • お風呂
  • いのちのぬくもりを感じる暮らし炭火、火鉢、井戸水、花、発酵、光、陰
  • 時間や季節の流れを感じる暮らし室礼、風鈴、簾、盆栽、苔、布団
  • 経年変化やプロセスを感じる暮らしむかしの道具たち、土壁、柱、箪笥
  • 古きよき懐かしい日々を感じる暮らしはさがけ、保存食、自然の音、陰翳
  • 自然や旬を大切に感じる暮らし行事、伝統食、掛け軸、箱庭の景観春夏秋冬
  • 先人の教えを身近に感じる暮らし和包丁、瓦、土壁、和紙、建具、襖
  • 伝統文化の智慧を伝承していく暮らし研ぎ、障子はり、火興し、行事、餅つき、茶
  • 自然の恩恵を肌で感じる暮らし保存食、天候の変化、庭の恵み、床下冷蔵庫
  • 伝統食を味わう暮らしかつおぶし、塩麴、発酵食、炭火料理
  • ゆったりと心穏やかになる暮らし炭火、お茶、時間帯の変化、団扇、炭炬燵、囲炉裏
  • 先祖や神様を尊敬したくなる暮らしお守り、仏像、しめ縄、お札、祈祷
  • 場力を感じる暮らしおくどさん、井戸、風呂、トイレ、玄関に神様を祀る

サウナ
日本人は古くから、水で体を清めて穢れを落とし、湯気を浴びて怪我や病気を治してきました。それらの智慧を活用したサウナを作りました。水はPH9.0を超える地下水をくみ上げ、水素水フィルターを通しています。サウナ室は70年使われてきた巨大な漬物樽を活かし、茶室のようにしました。炭火で4時間熱する岩石は、全国のパワースポットから集めました。そしてサウナ横で育てている日本古来からの薬草(和ハーブ)を使います。岩石に水をかけることで、蒸気が樽内に充満し、心地よい「温浴」を味わえます。「蒸し風呂」→「水風呂」→「外気浴」を繰り返すことで、交感神経と副交感神経を整え、自律神経のバランスが自然と整い、マインドフルネスな状態に近づきます。暮らしの中にサウナがあること、それは自らをいつも豊かに働かせるための「整い部屋」がある喜びです。

自然と古民家とITの融合体験
季節ごとの鳥のさえずりや竹林に囲まれた高台にある敷地は、オフィス街や大通りとは無縁の豊かな居場所です。眼下には大きな池が見え、散歩も釣りも、休憩も好きなように行えます。春には桜が満開です。古民家ながら、ITやオフィスに必要なデスクとチェアや、大型スクリーンやモニターも整えられた環境の中で、時にはテラスで微風を感じ、自然の音に囲まれながら働き、時には和室の居心地の良さの中で働いたりと、目的に合わせて働く場所を選べます。美しい花の一輪挿しや、炭火で沸かした鉄瓶の湯気など、美しく居心地の良い空間を自ら作り出せる喜びも感じられます。また、テラスの向かい側にある畑で土をいじり、自らで野菜などを育てながら働くこともできます。日本人は古来から、自然の力を借り、自然と共に自らの力を引き出していました。そんな自然のパートナーの力を借りて働く豊かさがここBAにはあります。

BAでの暮らしフルネス

  • 風光明媚で自然の景観を味わう暮らし鳥羽公園、関の山の朝陽、池の夕陽、月や星
  • 大自然のエネルギーを活かした暮らし風、太陽、地下水、畑が身近、夏は涼しく冬は暖かい
  • 自然と触れあうスローな暮らし目の前に畑、土いじり、メダカビオトープ
  • 子どもや家族と共に豊かに働ける暮らし公園、縁側、庭、駐車場、体育館、キャンプ
  • マインドフルネスを楽しむ暮らし瞑想、睡眠、散歩、体操、運動
  • 心身共に整うサードプレイス的な暮らし自分の居場所、居心地のよい空間、故郷
  • 自律神経を整える暮らしサウナ、風呂、水素水、整った場、竈ご飯、炭火
  • 居心地の善い仲間との暮らし一円対話、共食、趣味の共有
  • 人とのつながりやご縁を味わう場オープンに集まる、e-ZUKATechNight、カグヤメンバー

暮らしフルネスの10か条

1. いのちのぬくもりを感じること

2. 徳のつながりを味わうこと

3. 大自然の循環と共に生きていくこと

4. 機嫌を整え心身の居心地をよくすること

5. 御蔭様の存在に目を向けること

6. 内省を通して五感や六感を蘇らせること

7. 場の思想を学び、場を深めること

8. 風水土火の恩恵と浄化を楽しむこと

9. 結果ではなくプロセスを優先すること

10. 禍福一円観、人間万事塞翁が馬を楽しむこと